「サフィール踊り子」おすすめ座席はプレミアムグリーン?グリーン個室?

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「サフィール踊り子」おすすめ座席はプレミアムグリーン?グリーン個室?

伊豆方面への観光に特化した列車として注目されるJR東日本の「特急サフィール踊り子」は、同じく伊豆方面への「特急踊り子」とは異なるコンセプトで運行されている全車グリーン以上の特急列車です。修善寺方面にも対応する踊り子と比べ、サフィール踊り子は伊豆急下田方面に特化し、車内の快適性や眺望性を重視した設計が特徴です。

サフィール踊り子の座席は、プレミアムグリーン、グリーン車、グリーン個室の3種類で構成されており、それぞれの座席表や料金体系も異なります。サフィール踊り子でおすすめ座席を選ぶ際には、展望性や静けさ、グループ利用のしやすさなどを考慮する必要があります。例えば、プレミアムグリーンは1人掛けで静粛性が高く、グリーン車は料金を抑えつつ快適に過ごせるなどです。グリーン個室はプライベート感があり、カフェテリア(食堂車)からの食事デリバリーも可能なことが特徴です。また、8号車のグリーン車では、東京方面への上り便の列車で先頭車となり前面展望が楽しめるなど、座席選びによって旅の満足度が大きく変わります。

このようにサフィール踊り子は、充電環境や車内設備も整っており、快適な移動時間を過ごすのに向いている列車ですが、プレミアムグリーン、グリーン車、グリーン個室と座席種類も多いので、おすすめ座席選びに迷ってしまうこともあるでしょう。本記事では、サフィール踊り子でのおすすめ座席選びについて詳しく解説します。

本記事で説明するポイント
・「サフィール踊り子」の基本情報と「踊り子」との違い
・各座席種別(プレミアムグリーン・グリーン車・グリーン個室)の特徴と料金
・車窓の景色、前面展望、快適性などの観点からのおすすめ座席の選び方
・荷物置場、トイレ、充電用の電源コンセント、カフェテリアなど車内設備

サフィール踊り子でおすすめ座席を選ぶための基本情報

サフィール踊り子と踊り子

ここでは、サフィール踊り子の基本と踊り子との違い、サフィール踊り子の編成図と座席表の見方、サフィール踊り子のグリーン車の座席と料金、サフィール踊り子のプレミアムグリーンの座席と料金、サフィール踊り子のグリーン個室の座席と料金、座席種別と料金イメージ(東京〜伊豆急下田)、サフィール踊り子の車内設備と充電のための電源コンセント、サフィール踊り子のカフェテリア(食堂車)の特徴などについて詳細に説明し、サフィール踊り子でおすすめ座席を選ぶための基本情報を理解します。

JR東日本公式サイト: サフィール踊り子

サフィール踊り子とは?踊り子との違い

サフィール踊り子は、JR東日本のE261系車両で運行される全車グリーン以上の特急列車で、東京・新宿~伊豆急下田の間を結ぶプレミアム志向の列車です。座席種別はプレミアムグリーン、グリーン車、グリーン個室の3種類で構成され、普通車はなく、全車指定席で自由席もありません。サフィール踊り子はスタイリッシュな外観とともに、車内の内装や座席も豪華な造りであり、客室には天窓や大きな側窓を備えて採光性と開放感を高めており、観光列車としての要素も強く打ち出しています。

一方、踊り子は、JR東日本のE257系車両で運行される特急列車で、座席種別は普通車とグリーン車の2種類で構成されています。全車指定席で自由席はありません。踊り子は、東京・池袋~伊豆急下田の間を結ぶ列車のほか、東京~修善寺の間を結ぶ列車の設定があり、観光旅行だけでなくビジネスなど幅広いニーズに対応しています。

つまり、サフィール踊り子と踊り子との違いを簡単にいうと、サフィール踊り子は伊豆急下田方面に特化した上質志向の観光旅行に特化した列車であり、踊り子は修善寺や伊豆方面を柔軟にカバーする実用性と費用の選択肢の広さが特徴の列車だと言えます。

サフィール踊り子の編成図と座席表の見方

ここではサフィール踊り子の編成図と座席表から、サフィール踊り子の車両編成概要や各車両の座席配置等について解説します。

編成図から見るサフィール踊り子の車両編成概要

サフィール踊り子の編成図
引用:JR東日本公式サイト https://www.jreast.co.jp/

サフィール踊り子は8両編成で、上の編成図に示す通り、最も伊豆急下田寄りの1号車がプレミアムグリーン、2〜3号車がグリーン個室、4号車がカフェテリア、5〜8号車がグリーン車という並びになります。下り便(東京・新宿から伊豆急下田へ行く便)は1号車が先頭になり、上り便(伊豆急下田から東京へ行く便)は8号車が先頭となります。

座席表から見るサフィール踊り子の座席配置等

1号車と2号車の座席表
引用:JR東日本公式サイト https://www.jreast.co.jp/

上に示す座席表は、1号車のプレミアムグリーンと2号車のグリーン個室に関するものです。まず、1号車のプレミアムグリーンに関しては、「1A」「1B」から「10A」「10B」までの座席配置で、進行方向に向かって左右にAとBの2個の座席が車両の長手方向に10列並んでいます。各座席は一席一席が独立した贅沢な構造になっており、全体的に眺望のよい海側(A側:伊豆急下田方面に向かって左側)に寄せて配置され、山側(B側:伊豆急下田方面に向かって左側)の窓際に通路が設けられている独特な設計です。1号車の客室内(2号車寄りの位置)には大型の荷物を収納できる荷物置場が設けられています。

次に、2号車のグリーン個室は、上の座席表にあるとおり、1番、2番、3番、4番と4つの個室が、海側(伊豆急下田方面に向かって左側)に寄せて一列に配置され、山側(伊豆急下田方面に向かって左側)の窓際に通路が設けられています。1番と4番の個室が6名用、2番と3番の個室が4名用となっています。トイレや洗面所は1号車寄りの位置に設けられています。

なお、3号車のグリーン個室については、本記事では座席表を省略していますが、1番(6名用)、2番(4名用)、3番(4名用)、4番(6名用)と4つの個室が、海側(に寄せて一列に配置され、山側の窓際に通路が設けられている構成は2号車のグリーン個室と同じです。なお、トイレや洗面所は4号車寄りの位置に設けられています。

4号車と5号車の座席表
引用:JR東日本公式サイト https://www.jreast.co.jp/

そして、4号車のカフェテリア(食堂車)については、上の座席表にあるとおり、グレー表示の部分が厨房(オープンキッチン)で、その横のホールエリアには、海側(伊豆急下田方面に向かって左側)の窓際にはカウンター席が並んでおり、反対側の山側(伊豆急下田方面に向かって左側)には2×2のソファータイプのボックス席が2セット並んでいます。

その隣の5号車のグリーン車は、上の座席表にあるとおり、基本的に2×1のクロスシートで、海側(伊豆急下田方面に向かって左側)にAとBの2個の座席が並び、反対側の山側(伊豆急下田方面に向かって左側)にはCの座席が並んでいます。なお、「1A」と「2A」の横は車いす対応座席となっているため、「1B」「1C」と「2B」「2C」に相当する箇所には座席が設置されていません。5号車の客室内(4号車寄りの位置)には大型の荷物を収納できる荷物置場が設けられており、トイレ(車いす対応トイレ)や洗面所は4号車寄りの位置に設けられています。

7号車と8号車の座席表
引用:JR東日本公式サイト https://www.jreast.co.jp/

7号車と8号車のグリーン車は、上の座席表にあるとおり、基本的に上で説明した5号車と同様、2×1のクロスシートで、海側(伊豆急下田方面に向かって左側)にAとBの2個の座席が並び、反対側の山側(伊豆急下田方面に向かって左側)にはCの座席が並んでいます。車いす対応座席はありません。大型の荷物を収納できる荷物置場については、7号車は客室内の8号車寄りの位置に、8号車は客室内の7号車寄りの位置に、それぞれ設けられています。また、トイレや洗面所は7号車には8号車寄りの位置に設けられており、8号車にはトイレや洗面所がありません。

なお、6号車のグリーン車については、本記事では座席表を省略していますが、2×1のクロスシートで、海側にAとBの2個の座席が並び、反対側の山側にCの座席が並んでいる座席配置は7号車や8号車と同じです。大型の荷物を収納できる荷物置場については、客室内の7号車寄りの位置に設けられており、トイレや洗面所はありません。

サフィール踊り子のグリーン車の座席と料金

サフィール踊り子グリーン車

サフィール踊り子のグリーン車の座席は、上でも紹介した通り、2×1のクロスシートで、シートピッチは約1,160mmのゆとりがあります。リクライニングはもちろん、読書灯、レッグレスト、アームレスト内テーブルと背面テーブル、各席設置の電源コンセントなどを備え、頭上の荷棚はガラス素材で天窓からの採光を妨げにくい設計です。特に、東京へ向かう上り便の列車では8号車のグリーン車が先頭車両となるため、運転席越しに前面展望を楽しめる点が魅力です。

グリーン車の料金は区間と時期で変動しますが、東京〜伊豆急下田間のグリーン車の料金(乗車券と指定席特急券の合計)は、おおむね1万円程度(通常期:大人10,260円)となります。サフィール踊り子の座席種別ではグリーン車が最もコストを抑えやすく、座席快適性と価格のバランスが取りやすい選択肢です。前面展望や車窓からの眺めを優先しつつ、出費を抑えたい場合にはグリーン車の選択が適しています。

サフィール踊り子のプレミアムグリーンの座席と料金

サフィール踊り子プレミアムグリーン

プレミアムグリーンは、上でも触れたとおり、基本的に独立した1人掛け中心のレイアウトで、シートピッチは約1,250mm、バックシェル付きの電動リクライニング本革シートを採用した豪華な造りです。座席下に荷物スペースを設けることで頭上棚を省略し、天窓と大窓による抜群の開放感が得られるのも特徴です。特に、伊豆急下田行きの下り便では1号車が先頭となるので、運転席越しに前面展望を楽しめるのも魅力です。

プレミアムグリーンの料金はグリーン車より高めの設定で、東京〜伊豆急下田間のプレミアムグリーンの料金(乗車券と指定席特急券の合計)は、おおむね1万2~3千円程度(通常期:大人12,660円)となります。東京〜伊豆急下田間ではグリーン車に比べて2千数百円程度の上乗せになります。移動時間そのものを上質に過ごしたい場合や、静粛性とプライベート感、展望性のすべてを両立しやすい選択肢と言えます。

サフィール踊り子のグリーン個室の座席と料金

サフィール踊り子グリーン個室

サフィール踊り子の2号車および2号車のグリーン個室は、4名用個室(1~4名で利用可)と6名用個室(1~6名で利用可)の2タイプがあり、いずれも海側の窓に沿った配置とした眺望重視の設計です。対面テーブルとソファタイプの座席で会話がしやすく、家族連れ、グループ旅行に向いています。また、グリーン個室については、カフェテリアで注文した食事を個室までデリバリーしてもらえる運用があり、移動中のプライベートダイニングのように使えるのも特徴です。

グリーン個室の料金は個室単位での加算が基本のため、人数が少ないほど1人あたりの負担が大きくなりがちです。例えば、通常期に東京〜伊豆急下田間でグリーン個室の6名用個室を大人6人で利用した場合の6人分総額(乗車券と指定席特急券の合計)は61,560円となり、1人あたり10,260円でグリーン車と同額ですが、6名用個室を大人4人で利用した場合の4人分総額(乗車券と指定席特急券の合計)は48,440円となり、1人あたり12,110円でグリーン車に比べて割高となります。

グリーン個室は料金的なことよりも、グループ利用での快適性と特別感の高さから満足度が上がりやすく、グリーン個室での移動そのものが旅行の目的にもなり得るとも言えます。

座席種別と料金イメージ(東京〜伊豆急下田)

サフィール踊り子の座席種別と料金イメージ(東京〜伊豆急下田)を以下のとおり表にしてみました。

種別料金の目安(例)特徴の要点
プレミアムグリーン約12,000円台1人掛け中心・静粛・大窓と天窓・前面展望(下り便)
グリーン車約10,000円前後2×1クロスシート・大窓・8号車で前面展望(上り便)
グリーン個室 1〜4名総額約3〜4万円台(人数で割る)海側大窓・食事デリバリー可・少人数だと割高傾向
グリーン個室 1〜6名総額約4〜6万円台(人数で割る)海側大窓・食事デリバリー可・少人数だと割高傾向

サフィール踊り子の車内設備と充電のための電源コンセント

サフィール踊り子の車内は、観光利用を意識した設計で、側窓と天窓の採光が特徴的です。グリーン車は透明な荷棚で開放感を確保しつつ収納性を持たせ、プレミアムグリーンは座席下スペースで荷物を確保します。各座席には電源コンセントが設けられており、スマホやノートPCの充電がしやすい環境です。読書灯や個別照明も備え、長時間でも疲れにくい姿勢を取りやすくなっています。

バリアフリー面では5号車のグリーン車に車いす対応座席や車いすでの利用に対応したトイレが配置されるなど、移動のしやすさにも配慮があります。全体として、静かで落ち着いた雰囲気の中で景色と移動を楽しめるように調整された車内だと言えます。

サフィール踊り子のカフェテリア(食堂車)の特徴

サフィール踊り子カフェテリア

4号車のカフェテリアは、最近では珍しくなった食堂車スタイルを採用し、オープンキッチンの厨房でのライブ感とともに列車内で食を楽しめます。利用は時間枠を事前に押さえる方式で、メニューは季節や期間で変更されます。グリーン個室の利用者は、客室へのデリバリーサービスを活用でき、座席を離れずに食事を楽しめます。

一方で人気時間帯は混み合うため、利用計画は早めに立てるのが無難です。景観の良い区間に食事時間を合わせる工夫をすると、車窓と食事の満足度がさらに高まります。

サフィール踊り子でのおすすめ座席の選び方とポイント

サフィール踊り子車内表示

続いてここでは、サフィール踊り子で景色を楽しむ座席選び、サフィール踊り子の1号車と8号車の前面展望、サフィール踊り子で快適に過ごせる座席の条件について解説した後、筆者によるサフィール踊り子の乗車レビューを紹介し、サフィール踊り子でのおすすめ座席の選び方とポイントについての知識を得ます。 

サフィール踊り子で景色を楽しむ座席選び

サフィール踊り子で車窓からの景色を楽しむなら、伊豆急行線内の網代〜伊東、伊豆高原〜河津の見どころ区間に注目します。海側の車窓が楽しめる座席は、グリーン車ならA席(伊豆急下田方向に向かって左側)、プレミアムグリーンもA席となります。

特にプレミアムグリーンは大きな窓と天窓で上下左右の抜けが良く、開放感を重視するなら相性が抜群です。また、グリーン車は座席数が多いため海側のA席を押さえやすいのがメリットとなります。一方、グリーン個室は全ての個室が窓面積が広く海側配置になっているので、家族やグループで楽しみながら眺望共有するのに向いています。

なお、晴天時は海側の眺望がよく満足度は高くなりますが、午前帯の下り便の列車は窓側から直射日光が差す場合もあるので、注意は必要です。曇天や雨天でも、海の色の変化や波の表情が印象的で、視界のコントラストが増す場合がありますので、期待はできます。

サフィール踊り子の1号車と8号車の前面展望

サフィール踊り子8号車前面展望

サフィール踊り子の1号車と8号車では運転席越しに前面展望が楽しめます。前面展望を楽しみたい場合は、1号車と8号車のどちらが進行方向の先頭車となるのかを把握することが第一歩です。

まず、サフィール踊り子の伊豆急下田行き下り便の列車では1号車のプレミアムグリーンが先頭車となり、東京行きの上り便の列車では8号車のグリーン車が先頭車になります。1号車のプレミアムグリーンは、運転席越しの視界と大きな側窓・天窓によるパノラマが合わさり、走行シーンの臨場感を味わえます。東京方面へ向かう上り便の列車では、8号車のグリーン車で前方寄りの座席が狙い目です。

なお、特に混雑期は前面展望を楽しめる座席位置の確保が難しくなるため、出発日の一ヶ月前午前10時の予約開始タイミングを意識し、シートマップを指定して座席を予約することが重要です。また、前面展望できる座席をとれなかった場合は、下り便の列車では8号車、上り便の列車では1号車からの後面展望を楽しむという選択肢もあるので、検討してみてもいいでしょう。

サフィール踊り子で快適に過ごせる座席の条件

サフィール踊り子で静けさや集中しやすさを重視し、快適に過ごせる座席を望むなら、プレミアムグリーンが適しています。全座席がバックシェル付きの1人掛けで周囲の動きの影響を受けにくく、読書灯や電動リクライニングにより姿勢の微調整が容易です。

また、グループで快適に過ごすという観点からはグリーン個室が最適です。グリーン個室では会話のしやすさとプライバシーが確保され、子ども連れの家族旅行や小グループの談笑にも向いています。

一方、グリーン車は客室出入口に近い車両端部よりも、車両中程の座席が落ち着きやすい傾向があります。また、山側のC席は車窓を楽しむには向いていませんが、独立した1人掛けの座席になるので周囲の動きの影響を受けにくく、静けさや集中しやすさを重視し、快適に過ごせる座席の候補になると言えるでしょう。

サフィール踊り子の乗車レビュー

筆者はサフィール踊り子のグリーン車とプレミアムグリーンを何度か利用したことがあります。ここでは、サフィール踊り子のグリーン車に乗車してみたレビューをご紹介します。

安く乗るため横浜駅から乗車

サフィール踊り子ロゴ

筆者は東京都内の在住ですのでサフィール踊り子に乗るには東京駅からが便利ですが、節約のためにいつも横浜駅から乗車しています。サフィール踊り子の料金を調べてみると、東京・品川(新宿・渋谷)~伊豆急下田でのグリーン車利用時の指定席特急料金は6,260円(通常期)なのに対して、横浜~伊豆急下田での指定席特急料金は4,100円(通常期)。大人一人あたり2,160円も安くなるのです。往復なら4,320円の節約になります!

横浜から乗車するなんて大変だなあ、と思うかもしれませんが、全然そんなことはありませんでした。東京駅11:00始発のサフィール踊り子1号に横浜駅(11:24発)から乗車したのですが、東京駅から東海道本線10:57分発の平塚行き普通列車に乗車するだけです。サフィール踊り子1号が東京駅を出る11:00よりたった3分早いだけです。この普通列車は11:22に横浜駅の5番のりばに到着します。

その1分後、後を追いかけてきたサフィール踊り子1号は横浜駅の6番のりばに11:23に到着。横浜駅の5番のりばと6番のりばとは同じホームの反対側なので、余裕で乗り換え完了です。(注意:列車の運行時刻は変更される可能性があるので、旅行に出る前には必ずご自身で時刻表を確認してください。)

サフィール踊り子の車内の様子

サフィール踊り子の車内

サフィール踊り子のグリーン車もプレミアムグリーンも、どちらの座席も快適であることは言うまでもありません。サフィール踊り子のグリーン車は、E257系の踊り子のグリーン車と比べると、同じランクの座席とは思えないほど豪華で広々としていることがわかります。

高級で優雅な旅がコンセプトのサフィール踊り子なので、乗客も中高年層が多いのは確かですが、小さなお子様連れの家族も少なくはありませんでした。東京行き上り便で先頭車となる8号車グリーン車などは、前面展望を楽しむ子供さんたちで少々にぎやかになることもありました。

静かな雰囲気で落ち着いた旅を楽しみたい場合は、やはりプレミアムグリーンで予約をとるのがいいでしょう。1号車プレミアムグリーンは乗客数が少ないことに加えて、1号車以外の人が立入禁止になっているので、前面展望のギャラリーで騒々しくなることがないのが静かさを重視する人には有難いです。特に伊豆方面行き下りで先頭車となる1号車プレミアムグリーンでなら、映画館のように静かな雰囲気の中で左右・上・前面の大パノラマ展望を鑑賞することができます。

伊豆半島に入ってからの車窓については、網代~伊東(10分弱)と伊豆高原~河津(20分強)あたりで海が見えました。筆者は一人旅ということもあり独立した一人席となる山側のC席に座ったのですが、サフィール踊り子は窓が大きく開放感ある車両なので、車窓から写真や動画をとりたいというのでなければ、山側のC席からでも伊豆の美しい海と青空を十分感じることができました。

実際、筆者も以前は海側の座席にこだわっていましたが、特に特に下り便の列車の場合、熱海を過ぎるまでは海側の座席が直射日光を浴びてまぶしいので、あえて山側の座席をとるのもありだなと思います。どうしても海側の窓から車窓を見たい場合には、海が見える時間帯にあわせてカフェテリアを利用するなどの工夫をしてみるのもいいでしょう。

4号車のカフェテリアで昼食

サフィール踊り子のパスタ

筆者は列車の食堂車で食事をすることに旅情を感じてきました。列車内でランチやディナーが提供される観光列車はときどき見かけますが、ほとんどは自分の座席に食事を運んできてくれるものです。昭和では当たり前にあった「食堂車に行って食事をする」という体験が最近では難しくなってしまったのが残念です。

サフィール踊り子のカフェテリアは、食堂車で食事をするという今ではレアな体験を、定期列車で実現できるのですから、筆者は、サフィール踊り子に乗車すれば必ずカフェテリアを利用するようにしています。

サフィール踊り子のカフェテリアの利用方法は、公式サイトにあるように、「サフィールPay」というシステムを使ってスマホで事前予約するようになっています。「サフィールPay」にログインして、列車情報と座席情報、利用者数、注文したい料理などを選びます。利用する時間帯である「予約時間」を選んでクレジットカードでの決済をすればOKです。

「予約時間」がどこも20分枠しかないので、時間を気にしながらの食事となる点が少々残念ですが一人でも多くの人がカフェエリアを利用できるためには仕方ないですね。ちなみに、筆者はサフィール踊り子1号で、12:50~13:10の時間帯を利用しました。ちょうどこの時間帯は車窓から海を眺めながら食事ができるのでおすすめです。

カフェテリア内での座席は利用者数などに応じて係の人が割り振りしていますが、おひとり様の場合は海側のカウンター席、3人以上の場合は山側の4人用テーブル席に案内されるようです。筆者は海側のカウンター席に案内されました。

伊豆急下田駅での記念撮影など

下田駅のサフィール踊り子

サフィール踊り子の終着駅である伊豆急下田駅は、線路の終端にあたるターミナル駅で、いわゆる頭端式ホームになっています。ですので、サフィール踊り子を下車した後や、伊豆急下田駅からサフィール踊り子に乗車する際に、列車の正面から記念写真を撮ることができます。

サフィール踊り子に乗車したときの記念写真は、伊豆急下田駅くらいしかチャンスがないので、筆者はいつもこのチャンスを逃すことなく写真撮影をしています。伊豆急下田駅が始発の列車については発車時刻の15分前からホームへの入場が可能なので帰りも写真撮影の時間は十分あります。

あと、筆者は思い出になりますのでサフィール踊り子のキップは「eチケット」でなく「紙のきっぷ」で発券して、記念に持ち帰るようにしています。改札を出るときに「無効印を押してください」と言えば、キップにスタンプを押してくれて持ち帰ることができます。

まとめ:「サフィール踊り子」おすすめ座席はプレミアムグリーン?グリーン個室?

本記事の内容をまとめると次のとおりです。

  • サフィール踊り子は全車グリーン以上の豪華特急である
  • プレミアムグリーンは独立した1人掛け座席で静かに過ごせる座席構成
  • グリーン個室は海側に向いた車窓で家族旅行やグループ旅行に最適
  • グリーン車は2×1クロスシートでコストと快適性のバランスが良い
  • 下り便では1号車、上り便では8号車が前面展望を楽しめる
  • プレミアムグリーンは天窓と大窓で開放感が高い
  • グリーン個室ではカフェテリアの食事を個室にデリバリー可能
  • カフェテリアは事前予約制で海を眺めながら食事ができる
  • 車窓の見どころは網代〜伊東、伊豆高原〜河津の海側区間
  • 海側のA席が眺望に優れ、晴天時は特に満足度が高い
  • グリーン車の山側C席は静けさ重視の人に向いている
  • 横浜駅から乗車すると東京駅よりも料金が安くなる
  • 車内には電源コンセントや読書灯があり長時間でも快適
  • 車いす対応設備は5号車に集中している
  • 列車の記念撮影は伊豆急下田駅の頭端式ホームが狙い目

サフィール踊り子の予約についてはこちらの記事も参考になります。

 Have a nice trip!

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