特急あずさのおすすめ座席の選び方

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特急あずさのおすすめ座席の選び方

東京と山梨・長野エリアを快適に結ぶ特急あずさですが、いざ予約しようとすると、どの席を選べば良いか迷ってしまうことはありませんか?

全車指定席となった現在の新型車両E353系では、事前の座席選びが旅の快適性を大きく左右します。窓から見える景色を楽しみたい方、大きな荷物をお持ちの方、あるいは乗り物酔いが心配な方など、乗客の皆さんによって気になるポイントはそれぞれ異なるはずです。

この記事では、旅の目的やシーンに合わせて最適なシートを見つけるためのポイントを分かりやすく整理しました。ご自身の移動がより素敵な時間になるようなヒントを詰め込んでいますので、ぜひ参考にしてみてください。

本記事を読んでわかるポイント
・車窓からの美しい景色を存分に満喫するための窓割りと座席の選び方
・ベビーカーや大型スーツケースをスムーズに収納できる便利な車両設備
・中央本線特有の揺れや不快感を最小限に抑えるための乗り物酔い対策
・「えきねっと」を活用してお得に乗車するためのチケット割引サービス

特急あずさのおすすめ座席の基本構造

新宿駅の特急あずさ

特急あずさとして活躍するJR東日本のE353系車両には、乗客の皆さんが快適に過ごせるようなさまざまな工夫が凝らされています。まずは、景色や荷物の収納、そして乗り心地に関わる基本的な車内構造について詳しく見ていきましょう。

富士山や甲府盆地を望む窓側D席の窓割り

特急あずさの旅を盛り上げてくれるのが、窓の外に広がる雄大な自然の景色です。せっかく窓側の座席を確保するなら、視界を遮るもののない大きな窓の席を選びたいところです。新型車両のE353系は、座席の位置によって窓の割り付けが異なっており、視界が広く開ける席と、目の前に窓枠の柱がきてしまう席が存在します。

E353系車両では基本的に前後2席で1つの窓が割り当てられており、一部1席で1つの窓が割り当てられた座席もあります。そして基本的には、新宿駅から松本駅へと向かう下り列車では奇数番号の座席が、逆に松本駅から新宿駅へと向かう上り列車では偶数番号の座席が、窓枠に遮られない広窓仕様の座席となります。

特急あずさは基本12両編成(一部9両編成あり)ですが、そのうち3号車と12号車の15番座席、および5号車、7号車、10号車にある17番座席は、車体の構造上小さな窓が配置されているため、奇数席であっても視界が狭くなる傾向があります。景色を最優先したい場合はこれらの座席を避けるのが賢明です。

また、特急あずさでは中央の通路を挟んでAB・CD(AとDが窓際)の座席配置であり、上り下りいずれでも座席のD席側からは、富士山や南アルプス、勝沼ぶどう郷駅から甲府駅付近にかけて広がるダイナミックな甲府盆地、そして上諏訪駅から下諏訪駅間で見える諏訪湖など、中央本線の見どころとなる景観の多くを楽しむことができるので、おすすめです。

ただし、D席側は南側に面しているため、午前中の列車などでは太陽光が直接差し込み、眩しさを感じる場合がある点には注意が必要です。

八ヶ岳の景色と日差しを遮るA席の特徴

特急あずさの普通車内部

一方で北側に面する窓際のA席は、直射日光が入りにくく、日中であっても常に落ち着いた明るさが保たれるのが大きなメリットです。眩しさを感じることなく、読書やモバイルパソコンでの編集作業に集中したい方には非常に適した環境と言えます。

車窓からの景色としては、荘厳で美しい八ヶ岳の稜線を間近に楽しむことができます。D席側のような派手な盆地景観とはまた一味違う、落ち着いた山々の風景が旅の気分を癒やしてくれます。

A席を選ぶ際も、先述した窓割りの法則は同様で、下り列車なら奇数列、上り列車なら偶数列を選ぶことで、遮るもののないパノラマの車窓を楽しめます。

【車窓景観と座席位置のまとめ】

座席位置主な車窓景観日差し・環境特性下り(新宿→松本)推奨上り(松本→新宿)推奨
A席(北側)八ヶ岳、山々の稜線直射日光が入りにくく眩しさを回避しやすい奇数列(一部の小窓席を除く)偶数列
D席(南側)富士山、甲府盆地、南アルプス、諏訪湖南側からの日差しが強く、眩しい可能性あり奇数列(一部の小窓席を除く)偶数列

大型荷物置き場がある奇数号車の利便性

スーツケースやキャリーバッグ、ベビーカーといった大きめの荷物を持って移動する場合、車内の収納スペースがどこにあるかを事前に把握しておくことはとても重要です。特急あずさは在来線特急であるため、東海道新幹線などで導入されている特大荷物スペースの事前予約制度は適用されません。そのため、基本的には誰でも事前予約なしで大型荷物を持ち込むことができます。

E353系の車内には、客室内に2段式の大型荷物置き場が恒常的に設置されている車両があります。具体的には、普通車の奇数号車(1、3、5、7、10、12号車)の客室内、およびグリーン車である9号車のデッキ部分です。これらの荷物置き場に近い座席を確保できれば、重いスーツケースを座席上の網棚に持ち上げる必要がなくなり、乗降時もスムーズに荷物を出し入れできます。

一方、荷物置き場のない偶数号車では、手荷物は座席上の網棚かご自身の足元に置くことになりますが、足元スペースを広く保ちたい方は、進行方向最後列の座席後方にある背もたれと壁との間のスペースの利用も検討してみてください。

【荷物収納スペースの配置目安】

車両設備・状況設置・配置対象号車収納可能な荷物の目安・特徴
客室内大型荷物置き場普通車:1、3、5、7、10、12号車中型〜大型のスーツケース(2段式ラック)
デッキ大型荷物置き場グリーン車:9号車グリーン車乗客用のスーツケース収納スペース
最後列座席の後方スペース各号車の進行方向最後尾座席の後ろベビーカー(折りたたまずに配置可能)、特大荷物
座席上の網棚全車両小型キャリーバッグ、リュックサック、手荷物類

乗り物酔いを防ぐ揺れの少ない中央号車

特急あずさの普通車シートその1

特急あずさが走行する中央本線は、山間部を縫うように走る路線特性から、急カーブや勾配が連続する区間が非常に多いことで知られています。新型車両のE353系は、優れた車両制御技術によって従来の車両よりも縦揺れや横揺れが大幅に軽減されていますが、それでも乗り物酔いをしやすい方にとっては、どの車両のどの席に座るかが体調管理の大きな分かれ道となります。

物理的なメカニズムとして、列車の先頭車両や最後尾車両、そして車両同士の連結部付近は、カーブなどで揺れの振幅が大きくなりやすい傾向があります。そのため、揺れによる不快感をできるだけ避けたい場合は、編成全体の中央付近に位置する号車を選ぶのが定石です。

具体的には、特急あずさが12両編成(1号車から12号車)で運転されるときは、最も動揺が少ない6号車や7号車、また特急あずさが9両編成(4号車から12号車)で運転されるときは、8号車を最優先に選ぶのがおすすめです。

また、客室の出入り口やトイレの近くは人の出入りによるドアの開閉音や視覚的な刺激が多いため、座席番号でも車両の中央付近(座席番号7番から10番あたり)を選ぶと、精神的にもリラックスして過ごしやすくなります。

【乗り物酔い対策の座席選びの目安】

項目推奨される選択肢(酔いにくい環境)避けるべき選択肢(揺れ・刺激の強い環境)
12例編成時の号車6号車、7号車(次点:5号車、8号車)1〜2号車、11〜12号車、3・4号車の連結部付近
9両編成時の号車8号車(次点:7号車、9号車グリーン)4号車、12号車
車内座席位置車両の中央付近の座席(7〜10番など)ドア付近、トイレ付近、車両の両端部分
窓側 vs 通路側窓側(A/D席):遠くの景色を見て視覚を安定通路側(B/C席):体調不良時にデッキへ即移動可能

※乗車前には十分な睡眠をとり、空腹や満腹を避けるなど事前の体調管理もあわせて心掛けてください。

快適に過ごす特急あずさのおすすめ座席

甲府駅の特急あずさ

特急あずさの座席には普通車指定席とグリーン車の2種類があり、それぞれ異なる設備スペックを持っています。また、「えきねっと」のお得な切符の予約システムについても、乗車前に知っておくと役立つ情報がたくさんあります。ここでは、さらに快適性を極めるための具体的なシート環境とテクニックをご紹介します。

大型テーブルとコンセントがある普通車

普通車指定席のシートピッチ(前後の座席間隔)は960mmに設定されており、これは一般的な在来線特急の中でも十分にゆとりのある広さです。床面には歩行音などの雑音を和らげるゴム床構造が採用されており、静粛性の高い車内環境が保たれています。リクライニングは手元のレバーで好みの角度に無段階で調整できる新幹線と同等のタイプです。

また、すべての座席に充電用の電源コンセントが完備されていますが、座席の位置によってコンセントの設置場所が異なります。普通車の通常席では「前座席の脚部下(足元付近)」に設置されているため、スマートフォンなどのデバイスをシート背面の網ポケットに収納しながら充電するのに丁度よい配置となっています。

なお、各客室の最前列(車端部)の座席を選んだ場合は、前の座席がない代わりに壁面に超大型のテーブルが装備されており、お弁当やパソコンを広げてもスペースに大きな余裕が生まれます。最前列席のコンセントは、ご自身のひじ掛け下にビルトインされています。

1人掛け席で贅沢に過ごすグリーン車

特急あずさのグリーン車内部

特急あずさの9号車に設定されているグリーン車は、通路を挟んで2人掛けのシートが並ぶ横4列(AB-CD)の配列自体は普通車と同じですが、シートピッチが1160mmと大幅に広く設計されています。車内に一歩足を踏み入れると、天井から通路にかけて上品な赤いラインが印象的なレッドカーペットが敷き詰められており、落ち着いた高級感が漂っています。

座席には上下に位置を調整できる可動式の枕、深く体を包み込むように倒れるリクライニングシート、そして簡易的な跳ね上げ式のフットレストが装備されており、長時間の移動でも疲れを感じにくい快適な居住性を誇ります。

さらに特筆すべきは、松本方面に向かうグリーン車の最端部である座席番号8番は窓側AとDのみで、E353系の中で唯一となる「1人掛けの独立シート」が配置されている点です。

隣に他人が座る可能性を完全に排除できるため、プライベートな空間を最優先にしたい方に絶大な人気を誇っています。なお、グリーン車の通常席におけるコンセントは前席の下、フットレストの近傍にあるため、窓側の方が使用する際はコードが少し長めのものを用意しておくと便利です。

【普通車とグリーン車の設備スペック比較】

設備項目普通車(指定席)グリーン車(指定席)
シートピッチ960 mm(在来線特急として十分な広さ)1,160 mm(新幹線グリーン車と同等クラス)
床面仕様ゴム床(歩行音や雑音を抑制)高級感のあるレッドカーペット敷き
シート配列横4列(2-2席構成)横4列(2-2席構成、8番列のみ1人掛け単独席あり)
フットレストなしあり(跳ね上げ式仕様)
コンセント位置・通常席:前席フレームの足元下部
・車端部席:自席ひじ掛けの下
前席の下部、フットレスト近傍

※車内には乳幼児のケアに便利なオムツ交換台付きトイレが1、2、4、6、8、9、11号車など広範囲に設置されており、2号車と9号車には多目的室も設置されています。

「えきねっと」トクだ値やチケットレス割引

全車指定席の特急あずさに乗車する際は、JR東日本のインターネット予約サイト「えきねっと」が提供している割引プランを賢く利用するのがおすすめです。予約方法は、手持ちのスマホなどで完備できる「チケットレスサービス」と、従来の「駅の券売機で紙のきっぷを発券するタイプ」に分かれます。

最も手軽な「チケットレス割引」は一律100円引きですが、座席数限定で設定される「在来線チケットレス特急券(トク割)」を利用すると、特急券部分が35%割引(設定期間によっては50%割引のキャンペーンあり)となり非常に格安です。ただし、この35%割引は基本的に新宿発着が前提となっており、立川駅や八王子駅発着の設定枠がないことが多い点に注意してください。その場合はあえて新宿発着として特急券を購入し、乗車券のみを実際の乗車区間に合わせるという方法もあります。

出張を快適にする最前列ビジネスシート

特急あずさの案内板

移動中の時間を無駄にせず、車内でもノートパソコンを広げて仕事をこなしたいビジネスパーソンにとっても、E353系は非常に心強い仕様となっています。車内で集中して作業を行いたい場合は、各車両の最前列に配置されている車端部座席を指名して予約するのがおすすめです。

先述の通り、最前列席の前方壁面には、パソコンとスマートフォン、さらに飲み物を同時に置いてもびくともしないような超大型の背面テーブルが備わっています。さらに、コンセントが自身のひじ掛け下という手元に近い位置にあるため、短い充電ケーブルしか持っていない場合でも、ストレスなく給電しながら作業に没頭できます。

座席位置としては、強い直射日光を避けて画面が見やすくなる北側のA席を選ぶのがコツです。より完璧な静寂とプライベート空間を求める出張であれば、やはり9号車グリーン車の「8番1人掛け席」が究極の選択肢となるでしょう。移動時間を有効なワークタイムに変えるために、こうしたシート配置をぜひ戦略的に選んでみてください。

まとめ: 特急あずさのおすすめ座席の選び方

ここまで解説してきた車内設備や座席の特徴を踏まえ、ご自身の旅の目的に合う特急あずさのおすすめ座席を最終的にシミュレーションしてみましょう。移動中のストレスをなくし、乗車時間を最大限に快適なものにするためには、ご自身が何を最も重視したいかに合わせて席をピンポイントで指名予約することが大切です。

素晴らしい山岳パノラマや盆地の絶景をダイナミックに楽しみたい方は、下り列車なら奇数番、上り列車なら偶数番のD席をキープするのがベストです。小さな子ども連れでベビーカーをスマートに持ち込みたいファミリーや、大きなスーツケースがある旅行者の方は、おむつ替えや多目的室へのアクセスが良い2号車や9号車の周辺車両(1号車や10号車など)の進行方向最後尾の列を確実に抑えましょう。

また、中央本線の細かな揺れによる乗り物酔いを防ぎたい方は、12両編成なら6・7号車、9両編成なら8号車の、さらにドア付近を避けた客室中央寄りの窓側席を選び、遠くの山々の稜線を見つめて視覚を安定させてください。出張帰りのビジネスパーソンであれば、最前列の大型テーブル席やグリーン車の1人掛け独立席が最高の相棒になってくれます。

次のアクションへのヒント

■ コスパ重視で特急あずさをお得に利用するなら、JR東日本びゅうダイナミックレールパックで予約するのがおすすめです。

■ 特急あずさでも使える「新幹線+宿泊」パックで旅費を節約したい人は、こちらの記事も参考にしてください。

  → 安い「新幹線+宿泊」パック・セットの徹底比較 

Have a nice trip!

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