「乃木神社」都心にある日露戦争の英雄を祀る神社(その2)

2024年5月4日寺社めぐり東京都内

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乃木神社正面の鳥居

前回に続いて今回も東京の都心にある日露戦争の英雄を主祭神として祀る神社をご紹介します。日露戦争での旅順攻囲戦を指揮し、ロシアのステッセル将軍と水師営の会見を行った乃木希典将軍をお祀りする「乃木神社」をご紹介したいと思います。

乃木神社とは

明治天皇が崩御され、その御大葬の日の大正元年(1912年)9月13日に、乃木希典将軍と乃木静子夫人が先帝に殉じて自刃を遂げられました。乃木夫妻の御霊は乃木邸内の小社にお祀りされましたが、その後、大正12年(1923年)11月1日、この乃木邸に隣接する現在の場所に乃木希典将軍をお祀りする「乃木神社」が創建されました。

乃木神社の隣は、乃木公園となって一般に開放されており、当時の建物としては、乃木将軍が生前に住まわれた邸宅(旧乃木邸)と馬小屋が残っており、普段は中に入ることはできませんが、入場無料で外から見学できるようになっています。ちなみに、乃木公園の南に伸びる道は「乃木坂」と呼ばれ、乃木将軍の名にちなんで名づけられました。

乃木神社へのアクセス

下の地図にもある通り東京メトロの「乃木坂」駅が最寄り駅となります。乃木坂駅で下車し、1番出口から地上に出ると、そこが乃木神社の入口すぐ横になります。

そのほか、六本木や赤坂などからも徒歩10分くらいの距離にありますので、都心のなかの都心とも言えそうなロケーションにあります。

乃木神社の参拝レビュー

乃木神社の入口は赤坂通りに面しており、白い大きな鳥居とその両側に鎮座した1対の狛犬が目印なので、迷うことはありません。乃木坂駅からの1番出口はちょうどその狛犬の横になります。鳥居に向かって右横にマンションがあり、その右隣には結婚式場としても有名な「乃木會館」があります。

乃木神社正面の鳥居

末社の赤坂王子稲荷神社も美しい

入口の一の鳥居をくぐって石段を登っていくと中庭があり、そこに手水舎があります。この手水舎は昭和9年(1934年)の建立だそうで、乃木神社の中では戦災により焼失を免れた数少ない建造物の一つとなっています。

手水舎

手水舎の裏側には、末社である赤坂王子稲荷神社へ通じる赤い千本鳥居が奇麗に並んでいます。この稲荷神社は、戦災を受けた神社の復興を機に、北区王子にある王子稲荷神社より勧請したものだそうです。

稲荷神社

小さな築山を登ったところに祠があり、こじんまりとしていますが、美しい末社ですので、本殿のお参りを済ませた後は、こちらもお参りしておきたいです。

本殿・拝殿で参拝、宝物殿も見どころです

手水舎の先にある二の鳥居をくぐると本殿、拝殿のある境内に入ります。まずはここで参拝をします。立派な造りの拝殿です。

拝殿正面

拝殿の両脇に鎮座する一対の狛犬。どことなく筋肉隆々のような姿で、とてもたくましいです。

狛犬

拝殿に向かって右側には、摂社である正松神社へ通じる参道があります。こちらも戦後に、萩の松陰神社より分霊を請けたもので、長州出身の乃木将軍とゆかりの深い吉田松陰先生と玉木文之進先生が御祭神になっています。

正松神社へ通じる参道の隣には宝物殿があります。見どころは、乃木夫妻ご殉死の刀の展示です。期間限定で特別展などもやっているようです。入場料も無料なので、忘れずに立寄っていかれることをおすすめします。

社務所では乃木神社ならではのお守り

宝物殿の隣は社務所となっています。お守りや御朱印、御朱印帳などを購入できます。乃木将軍は、日清・日露両戦争などで大きな功績を残され、まさに「勝利」の神様とも言えることから、こちらでも「勝守」が人気のようです。また、乃木夫妻は最期のときまで夫婦で連れ添い、寄り添われたことから、夫婦円満の「つれそひ守」・「よりそひ守」があるのも乃木神社ならではですね。

乃木公園のほうへ行ってみる

乃木神社での参拝が済んだら、隣にある乃木公園にも行ってみます。一の鳥居から中庭に至る経路の途中に乃木公園に通じる入口があるので便利です。乃木公園は、旧乃木邸の敷地にあたり、木々の多い静かな場所となっています。ここに乃木将軍ゆかりの建物などがいくつか残されています。

見どころは旧乃木邸、馬小屋も立派

一番の見どころは旧乃木邸。乃木夫妻が生前使用されていた邸宅です。現存する邸宅は明治35 年(1902年)に新築されたものだそうです。外観は黒塗りの板張りで、質素な感じがしました。

旧乃木邸

「一般公開」のときには期間限定で邸宅内に入って観覧できるようですが、普段は邸宅の外周に設けられた通路から、窓の外から室内を観覧するといった感じになります。

室内の様子

邸宅から少し離れたところにある馬小屋のほうは、明治22 年(1889年)に建てられ、現存する邸宅よりも前にできたものです。煉瓦造りで日本瓦葺きの平屋建て、母屋より立派だったことから「新坂の馬屋敷」と称されて評判になったといいます。

馬屋敷

邸宅の奥のほうには小さな祠があります。乃木家先祖と日露戦争で戦死した2人の息子を御祭神としてお祀りする祖霊社です。こちらのほうにもお参りをしていきました。

祖霊社

まとめ

日清戦争と日露戦争を勝利に導いた英雄、乃木将軍を顕彰する神社や旧邸宅など、東京都心で保存・維持されているのは有難いことです。神社のご利益が高いのはもちろんですが、歴史に興味のある方にもおすすめです。日本の英雄、乃木将軍のことをより深く知る機会につながれば嬉しいです。

乃木神社と対をなす「東郷神社」については、以下の記事をご覧ください。

Have a nice trip!

Posted by mikeneko